似非日本語教師
ハルピンに日本語の教師をしておられる友人が何人かいます。
私のブログにリンクしているM山老師はその一人です。M山老師は公務員としての身分でこられています。
また他にも民間の日本語教師の方もいらっしゃいます。
いずれも、中国でプロの日本語教師として働いています。
『日本語がネイティブだからと言って、日本語が教えられるわけではない。』
今日のテーマはこの一言です。
実はこの9月から、私の会社の社内で日本語教室を始める事になりました。
動機は部下や総経理ににおだてられて木に登ったのと、自分でもやってみたかったこと、さらには日本語での環境を作ってみたかったことなど色々です。
この案は春先からあり、日本語を教えるにあたりどんな教材がいいのかとか、M山老師やみわパンダ先生に色々教えていただいたりしていました。
忙しさにかまけて開講が今頃になってしまいました。
生徒は全て社内の希望者です。人数を20人に絞り、有志だけで始めました。取りあえずはやる気があるだろうという20名です。
バックアップしてくれる人事の勧めもあり、色んな部署の人間です。
レベルは、『あいうえお』から教え始めないといけないレベルです。
個人的に、日本語を教えるのは初めてですが、初歩のクラスなら何とかなるだろうと高をくくっていました。
日本語は発音は簡単だが文法は難しい、中国語は発音は難しいが文法は簡単と言えると考えていました。
教えだしてから分かりましたが、日本語は確かに50音と言って、子音・母音の組み合わせでそんなにたくさんありそうに無いのですが、けっこうあることに気が付きました。気がつかされたというべきかな。
濁音、撥音、長音、促音、拗音などいっぱいあります。
我ながらこんなにあったのかとびっくりです。
あと、平仮名に片仮名、中国には当然ありますが、漢字で構成されています。
アルファベットまで入れると非常に豊かな言語構成だったんだというのが正直な感想です。
にわか似非日本語教師としてのスタートは冷や汗ものでした。
発音を一通り教えた後、第1課での『自己紹介』の単元。
「わたしは田中です」と言う文章。
いきなり、「わたしは」の『は』は、【HA】の発音ではなくどうして【WA】と発音するのかと言う質問。
私は心の中で「ヤバイ、なんで【WA】って発音するのだろう?そんなこと考えてしゃべってきたわけじゃないぞ」と、あせりました。
教科書の中にこの発音記号のところには、どうひっくり返しても『は』の発音は『HA』としか書いていません。
(余談ですが、パソコンのキーボードで『WA』と入力しても『わ』は出てきても『は』は出てきません。)
学生時代、国語の授業を疎かにしていたわけでもないのですが、こんな基礎単元からいきなり窮地に立たされそうになりました。
何故かは分からなかったのですが、「それは、『は』は助詞として使われる時には『WA』と発音します。』と説明しました。
この説明であっているのかどうか自信が無かったので、あとでM山老師に聞くとその説明でいいんじゃないですかとの返事。
何となくホッとした次第です。
しかし、不思議です、日本語。
どうして、この『は』の発音が助詞の時に『HA』の発音ではおかしく聞こえるのでしょう?自分で声に出して、『わたしHA』と発音すると奇妙です。
まるで、和田アキコの歌の発音のようです。
かつては『WA』ではなく、『HA』と発音されていたのでしょうか?
似非日本語教師の悩みはおそらく今後も続くでしょう。
皆様のお知恵をお借りする事もあるかとおもいますが、よろしくお願いします
。
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