2007年7月 2日 (月)

風が吹けば・・・

風が吹けば桶屋が儲かる。

有名な言葉です。
一見関係なさそうですが、実は因果関係があるんだと言う喩えのようなものでしょう。

最近密かに日本は変になってきたんじゃないかと危惧することが多くなってきました。
日本の色んなニュースを耳にしたとき、日本のことを聞いたときなどに感じることです。

日本の高校生に「偉くなりたいか」というアンケート調査の結果、「強くそう思う」と答えたのはわずか8%</b>だったそうです。その他の国の結果は、『中国34.4%、韓国22.9%、米22.3%』だそうです。
このアンケート結果についての様々な意見反応に関しては、他のブログにも沢山あるため私自身は割愛します。

ここ数年日本の学校のことで、ある種奇妙な感覚を覚えたのが、運動会での『かけっこ』です。
競技を行っても順位を着けないようになって来ているとの事です。順位を着けることが色々問題があるからというのが理由だそうです。

また、個人情報ということから、学校での連絡網がなくなりつつあるか、既に廃止されていると言うことです。
住所や電話番号を共有することが個人情報を保護する観点から外れることが理由です。
ひどい場合は、生徒同士がお互いの家に遊びに行くことで住居などが分かるために、遊びに行くこと来られる事を制限する父兄が存在するそうです。

競争をやめたり、生徒たちの連絡先を教えあわないのは、子供たちに平等で公正な教育機会の提供を行い、安全で快適な教育環境を作り上げるのが目的なのでしょう。

学校では『愛の鞭』などを振るう豪傑先生は過去の遺物となり、生徒やPTA、教育委員会など全てに満足してもらえるよう頑張る今の先生方は新スーパーマンです。

そんな子供たちが目指す将来は、あまり偉くなりたくないというものです。
偉くなりたくない理由は、『責任が重くなる』からだそうです。

教育の現場で一体何が正解で何が間違っているのかを、冷静に判断できなくなって来ているような気がしてなりません。

少し前ですが、愛知県で立て篭もり銃撃事件がありましたよね。
その事件で玄関前で警察官が撃たれたまま5時間以上も救出されませんでした。
幹部が救出の為の判断をしなかったことで、『不作為』ではないのかとの批判を浴びかねない状態でした。
警察幹部にもし救出決断に責任ある決定が出来なかったためにこのような事態になったのだとしたら、本当に問題だと思います。

教育現場で、このまま『偉くなりたくない』『責任が重いのは嫌だ』という子供たちが増えれば、どうなるのでしょうか。
重要な場面で決断できない幹部、責任回避をしようとする責任者、競争しようとしない部下、積極性の無い社員・・・・。こんな会社すぐ潰れてしまうか、不正を起こすかでしょうね。

先のアンケート調査の中で他国と際立って異なるものがいくつかあります。以下は、『とてもそう思う』と答えた比率です。

〔問い〕いまやっている勉強に打ち込みたい
〔答え〕日本=19.6、アメリカ=53.1、中国=50.1、韓国=22.7

〔問い〕暮らしていける収入があればのんびりと暮らしていける
〔答え〕日本=42.9、アメリカ=13.8、中国=17.8、韓国=21.6

〔問い〕自分の会社や店を作りたい
〔答え〕日本=14.2、アメリカ=27.8、中国=37.0、韓国=31.7

〔問い〕あなたはどのような仕事を希望しますか
 上位3位までを列挙すると、
 日本   1位:その他 2位:営業・販売・サービス職 3位:小中高校の教師
 アメリカ 1位:医師  2位:美術家・デザイナー 3位:プロのスポーツ選手や歌手俳優
 中国   1位:会社企業の経営・管理職 2位:政府機関の公務員 3位:弁護士裁判官などの法律家
 韓国   1位:小中高校の教師 2位:会社企業の経営・管理職 3位:美術家・デザイナー      

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日本の高校生の特徴が垣間見られます。
中国や韓国、台湾などのアジア圏の若者は、上昇志向が強く、独立志向の高い人が多いような気がします。
そんな人たちと付き合ってみると圧倒されるぐらいのエネルギーを感じます。
それが引いては国家のエネルギーになっているのではないかと思います。

日本では、夢の無い子供たちを育てようとしているのではないかと、勘ぐってしまいます。
楽をして遊んで暮らせるほど世の中甘くないと思うのですが、今の教育制度ではそんな競争原理を教えずに済まそうとしているように感じてしまいます。

風が吹けば桶屋が儲かりますが、かけっこ競争をしなくなると警察官の命が危なくなる?
最近日本の国家としての若々しさやバイタリティを感じないのは私だけなのでしょうか?

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